河野亮さんの著に「中村天風に学ぶ」があります。
その中から、一節を借用して紹介させていただきます。
(ただし、原文のままではありませんので、念のため)
天風師は、つねに「積極的に生きよ」と言っています。
そして、消極的な心持ちになると、
身体的にも、わるい影響が現われると言っています。
アメリカで基礎医学を学んだ天風師によると
その理由は、消極的な感情が起こった場合、
血液は変化すると言います。
天風師の説明によれば…
怒りの感情は、血液を黒褐色にして渋みを出す。
悲しみの感情は、血液を茶褐色にして苦味を出す。
恐れの感情が生じると、血液は丹青色になり酸味を出す
と言っています。
そのうえで、こうなった血液が巡る身体が、
健康なわけがない、と言います。
健康な状態とは、元気なことを言うのであるから、
こうした事態に陥った場合、
身体全体が自然法則と逆方向を向いていることになる、と言います。
気をつけなければならない消極的な感情は次の9つ。
①怒り ②悲観 ③恐れ ④憎しみ ⑤恨み
⑥嫉妬 ⑦煩悶(はんもん) ⑧苦悩 ⑨憂愁
これらにとらわれている限り、
身体に満ちるはずの宇宙エネルギーはシャットアウトされる。
次第に生存の力を弱めていくことになる。
不健康、不運も必至というわけである、と言います。
天風師の言うように、宇宙エネルギーを身体に取り込み、
太く、強く生きるには、これらの一切の消極的感情から
解放されなければならないのでしょうね。
体調不良も、運がわるいのも
①怒り ②悲観 ③恐れ ④憎しみ ⑤恨み
⑥嫉妬 ⑦煩悶(はんもん) ⑧苦悩 ⑨憂愁
この9つの感情のためかもしれません。
しかし、普通の人間には、この9つの感情を
閉じ込めるのは、なかなかできないものです。
まず、このうちの半分でも、感情を抑えることが出来れば
体調不良がなくなり、運も向いてくるのではないでしょうか?
「羅天海」が心がけているのは…、
気に入らない人間は、相手にしない。
一緒にいて楽しい人間とだけ、付き合う。
怒るという無駄なエネルギーは使わない。
悲観しても事態が変わるものではないので捨て置く。
怖れることもなければ、悩むこともない。
寿命が尽きるまで、ただ、ただ、積極的に生きるつもりでいる。
これが「羅天海」の生き方です。
河野亮著「天風に学ぶ」にも書かれていますが
朝、起きたら必ず、誓いの言葉で1日が始まります。
きょう一日
怒らず 怖れず 悲しまず
正直 親切 愉快に
力と 勇気と 信念を持って…
では、また。みなさんのご健康とご好運を祈っています。
羅天海でした。
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