印鑑の「印材」は九星気学で選ぶと…
一白水星 ◎象牙 ・水牛・つげ
二黒土星 ◎水牛 ・象牙
三碧木星 ◎つげ ・水牛
四緑木星 ◎つげ ・水牛
五黄土星 ◎水牛 ・象牙
六白金星 ◎象牙 ・水牛
七赤金星 ◎象牙 ・水牛
八白土星 ◎水牛 ・象牙
九紫火星 ◎象牙 ・水牛・つげ
上記のようになる、と前回で記しました。基本は、その通りです。
しかし、個人的な見解としては「異議あり」です。
詳しくは、あとで記しますが、
印材と言えば「象牙」が実印の主流です。
象牙は、辞書によると
「象の上あごにある長く伸びた一対の門歯。
細かい木目状の縞模様があり、適度の硬さなので
細工物に用いられる」とあります。
印材として重宝されるゆえんです。
しかし、みなさんもご存知のように「象牙」はワシントン条約で
国際間の取引が禁止されています。
それでも「はんこ屋」では象牙の印鑑が販売されています。
日本政府が取引禁止前に買い込んでいたからです。
また、禁止後、政府が特別な許可を得て輸入していたからです。
そのようなわけで、政府(経済産業省)は、
正規に輸入した象牙を厳しく管理しています。
つまり正規の「象牙」は政府が管理していますので
希少価値の高い印材となっています。
ところが、希少性の高い象牙が、
ネットでは驚くほど安く販売されています。
何故か?というと
密猟、密売によるものが中国経由で入ってきているからです。
年間2万頭以上が、密猟で殺され、中国を経て、日本に入ってきているのです。
一説によると反政府武装勢力やイスラム過激派の資金源になっているとか。
同じ象牙でも密猟によって入ってきた、象牙は品質に問題が多いようです。
印材に適していない象牙を印材用に、つくりかえて日本に入ってきています。
このような象牙を「象牙」というだけで
印材として使用することは、個人的には反対です。
印材に「異議あり」の一つの理由です。
実際、密猟で殺された象の「門歯」には強いエネルギーが
宿っているとは思えません。
象牙欲しさのために命を奪った門歯には恨みのエネルギーしかありません。
それでなくとも、象牙の印鑑は
晩年運が下がっていくことが多い、と言われています。
「象牙印鑑は水牛印鑑より晩年運が悪い」と運命論者は言います。
真偽のほどは言えませんが、
個人的には、印材は九星気学の基本に関わらず
「本つげ」の印鑑をおすすめしています。
「本つげ」は、象牙、水牛の印材に比べ価額は手ごろです。
しかし、「本つげ」は自然の樹木。「神」が宿っています。
印鑑は人の魂が宿ります。
それなら神が宿る樹木こそが、印鑑にふさわしいと思うのです。
人間にとって一番相性の良い素材は、大自然の樹木。
人は自然に触れることにより、癒され、力が蘇ります。
樹木には、安らぎと発展・繁栄のエネルギーが宿っています。
5月4日「みどりの日」の毎日新聞の「余禄」は
今年生誕150年を迎えた生物学者・民族学者の南方熊楠が
神社の樹木についてふれた一文を載せています。
鎮守の森の大切さが書かれていて、
「火事や地震の節、多大の財産をここに持ち込み保全しうる」
実印は「鎮守の森」。
自然の樹木でつくられた印材こそが、
多大の財産を守るのに、ふさわしいのです。
その証拠に
法人の実印、銀行印、認印は、ほとんどが「本つげ」でつくられています。
法人とは、財産から成る組織体に権利能力が与えられたもの。
法人は自然人。だから「本つげ」なのです。
個人で、象牙や水牛を「実印」にしておられる方は、
晩年、安定のために、ぜひ「本つげ」で印鑑を作り替えてください。
元気で、安定した晩年が約束されるでしょう。
また、印相に気をつけてください。
姓名の画数の調和と八方方位、すなわち
・名誉・愛情・福寿・蓄財・基礎・家庭・願望・知能の八方方位を
十分考慮してつくられるようおすすめします。
八方方位は秘伝です。
伝承の手彫り師に、依頼されるよう、おすすめします。
ネットでお求めの印鑑は、ほとんどが中国の印材で機械彫りです。
印相もいい加減です。
いい運気が得られるわけが、ありません。
印鑑で運勢が変わります。
どの印鑑も大切ですが、病気、けがの多い人、ツキがないと思われる人は
とくに「認印」に問題があるかもしれません。
認印は自分を守ってくれる大切な印鑑です。
荷物の受け取りに「認印」は使わないでください。
荷物の受け取りはシャチハタの印で十分です。
役所や金融機関へ提出する書類や大事な書類は「認印」と指示があります。
その場合、必ず
「シャチハタの印は使えません。「シャチハタ不可」と注意書きしているはずです。
シャチハタの印と認印は違います。間違わないでください。
認印は日常の「あなた」を守護する大切な印鑑です。
認印とシャチハタを一緒にしてはいけません。
認印を荷物の受け取りなどで、気軽に使用すると
間違いなく運気が低下します。くれぐれもご注意ください。
ツキがない、思うようにコトが運ばない、そのように思われている方は
「認印」が影響しているかもしれません。
捺印してはいけないところに、気軽に「認印」を使っている可能性があります。
気をつけたい印鑑に
最近はやりの、水晶・メノウ等の貴石印やチタンなどの印鑑があります。
間違いなく「運」は急激に変化(落ちる)します。十分に気をつけてください。
凶の作用は、急激ではなく、ジワジワときます。
印鑑で悪くなったかどうか、気がつかない場合が多いようです。
ネットで「はんこ屋」さんのホームページをみると、
間違った知識をもっともらしく、書いてあります。
プロのHP制作者が
心惹くようにつくったページを見て、信用できると思い込み
通販などでお求めになる方が多いようですが、くれぐれもご注意を。
とくに八方方位の印相は本来「秘伝」。
「印相のガイドブック」や
市販の印相の本から得た知識で論じている場合が多いようです。
また、姓名の画数判断と
印相八方位だけでは完全な「開運印鑑」とはなりません。
どうぞ、いい印鑑で、元気で安定した、よい人生をお過ごしください。
ご幸運を祈ります。
ではまた。