「いびき」に効く食事療法。

リンゴ

仲のよい友だち数人で旅行に行ったのですが、
その夜、たまたま同室の友だちの「いびき」がひどく
困り果てました。

はじめは「ピーピー、ガーガー」で
余程、疲れているんだなぁ、程度でしたが
やがて数十秒、呼吸が止まってしまって
また、しばらくすると「ピーピー、ガーガー」
そしてまた、数十秒、呼吸が止まって…
その繰り返しが朝まで続きました。

おかげでこちらは朝まで眠れませんでした。

この「いびき」は「睡眠時無呼吸症候群」ではないかと
心配になったくらいです。

このような睡眠を毎晩やっていると寝不足、イライラ、高血圧、
動脈硬化を起こす原因になります。

狭心症、心筋梗塞、脳卒中の危険性もあります。

「睡眠時無呼吸症候群」なら医療機関で診てもらう必要があります。

「いびき」の原因はいろいろあるでしょうが
いずれにせよ大きい「いびき」が続くようであれば
気をつけなければなりません。

一般的には横を向いて寝たり枕を工夫することで
改善することも可能だと言われています。

皆さんのなかで「いびき」が大きいと言われている方、一度
「食事療法」で「いびき」の改善にチャレンジしてみてください。

おすすめは「リンゴのくず練り」です。
ご用意いただくものは
・リンゴ…1個
・水…大さじ3

・本くず粉…大さじ1
・水…大さじ2

リンゴを2センチくらいのイチョウ切りにします。
鍋にイチョウ切りしたリンゴと大さじ3の水を加えて火にかけ、
フタをして蒸し煮にします。

リンゴに透明感が出てきたら、大さじ2で溶いた「くず」を流し入れ
木ベラで返しながら45秒くらい煮たら出来上がり。

アツアツを食べてください。1週間くらい続けると「いびき」が小さくなるはずです。

くず(葛)は、豆科の野草で、
その根からデンプン質を取り出して乾かしたのが「くず粉」です。

腸壁にやさしく付着し、体に適度な水分とエネルギーを補給してくれます。
いびきは腸の機能を高めることで改善するというのが食事療法の考え方です。

したがって「いびき」は、くずを用いた他の料理でも効果があるといえます。

「くず練り」もその一つ。くず湯より濃いめです。

・本くず粉…大さじ5
・水…1カップ以上
・自然塩…少々

水とくず粉を鍋に入れてよく溶き、塩少々を加えて強火にかけ
菜箸でよく練り混ぜ、くずがフツフツと煮たってとろみがつき、
色が透明になったら火を止めてください。
温かいうちに飲むと「いびき」が小さくなります。

寝る前が効果的です。ぜひ、お試しください。

ほかに呼吸器の血行をよくして、いびきを改善する食事療法もあります。
レンコンを利用した「レンコン湯」です。

・レンコンおろし汁…大さじ3
・ショウガ汁…少々
・自然塩…少々
・水…大さじ8

鍋に分量の水を入れレンコンのおろし汁と塩、ショウガ汁を加えて
サッと煮たてます。沸騰する前に火を止め、温かいうちに飲んでください。

食事療法ですので、体にわるい影響は、まったくありませんので
安心して、お試しください。

いずれ「いびき」の友人にも、すすめてみたいと思っています。
「睡眠時無呼吸症候群」なら医療機関で診てもらうほうが先になるかもしれません。

※以前の食事療法については、「あした元気になぁ~れ。」のブログをごらんください。

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