神社の境内にたたずむ古い大木には
神様が宿っている「御神木」があります。
目には見えませんが
その「御神木」に手を合わせると
心が清められたようにスッキリします。
手で触れることで
パワーをいただくことが出来ると信じ
触っておられる方が、いらっしゃいますが、
実は違います。
(あとのほうで記していますのでご覧ください。)
写真の御神木は「くすのき」
樹齢500年~600年、高さ約25mほど。
パワーを感じることが出来る御神木です。
御神木のまわりを(御神木を正面に)
右のほうから進みます。
右のほうから樹木に沿って左手に曲がります。
つまり、進行方向に対して左に曲がるので
正しくは「左回り」と言います。
反時計回りとなります。
ついでに右回り、左回りについて
記しますと…
左回りは瀉法といって、
エネルギーを体外に開放させます。
体内の邪気を外に抜くときに使います。
右回りは補法といって、
エネルギーを体内に入れます。
御神木に触れて
なぜか心が清められたように
スッキリした気分になるというのは
御神木に体内の邪気を
取り除いていただいたからでしょうね。
(エネルギーをいただいたわけではありません。)
大昔から古い樹木や巨木には、
「目には見えない尊いなにものか」が宿ると
考えられていたようです。
そして、自然にその樹木や大木に
「お供え」をするようになりました。
どうぞ、この土地の人々を守ってくださいますように
と祈るようになったと言います。
これが「御神木」の始まりではないかと思います。
やがて信仰の対象として
崇められるようになったと思われます。
お近くの神社に
ぜひ、お参りしてください。
きっと御神木といわれる大木があるはずです。
手を合わせ、祈ってください。
樹齢数百年という樹木には、
間違いなく、神さまがおられます。
精霊がおられます。
御神木に手を触れてもよい場合は
触れてみてください。
心が癒されるはずです。
邪気を追い払ってくださるかもしれません。
ただし、触れてはいけない御神木もありますので
ご注意ください。
1年に何回かは、
ご近所の氏神様にお参りして
御神木で邪気を取り除いてもらってください。
穏やかで、つつがなく暮らすことが出来るはずです。
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